ウーズナムルート

2004/04/12 安田 和弘 (毎週水曜日)


こん○○わ。豊中店の安田です。


昨朝、朝早くにTVをつけると、ゴルフの世界4大メジャートーナメント(世界一を決める大会)の一つ マスターズゴルフトーナメントの中継をやっていました。


残念ながら日本から参加の丸山、伊沢、両選手は予選落ちで2日間の競技を終えたとの事でした。


以前、良くゴルフをやっていた時には大会期間中の4日間は朝5時頃から眠い目をこすりながら毎日出勤直前まで食い入る様に画面を見ながら、マスターズ=達人 たちの凄いプレーに感動したものでした。(その後、ゴルフはいくらやってもウマくならず、遠ざかっておりますが、、、、、。)


今朝はちょうど誰かが、18番(最終ホール)の2打目でグリーンを狙ってる場面でした。

フェアウエーを遠く外れたバンカーの外れから。。。


思い出しました。確か10年位前に イギリスの イアン・ウーズナムが優勝したときの最終日 最終18番ホールを。


ウーズナムは当時ヨーロッパツアーで好調のウエールズ(イギリス)の選手で、身長162cmしかなく、「小さな巨人」と呼ばれている選手でした。夕暮れの18番最終の優勝を決めるパーパット後のガッツポーズが今でも思い出されます。


毎年マスターズが行われるアメリカ ジョージア州 オーガスタゴルフクラブ(死ぬまでに一度でもプレーすることがかなりのゴルファーの夢ですね。)は、左ドックレッグ(コースが左方向にカーブしている。)ホールが多く、持ち球がドロー(普通にショットすると左にボールが曲がる)の選手が有利とされており、ウーズナムも持ち球がドローの選手でした。


しかし、一番プレッシャーのかかる最終18番ホールは右ドックレッグ(コースが右方向にカーブ)で、勿論プロですから自在に左右に球を曲げれるとはいえ、プレッシャーの中で得意な球と逆の球筋を打つのが難しく、良くどんでん返しが起こるホールでした。


最終日ウーズナムの放ったティーショットは右にカーブしているコースにも関わらず、左方向、しかも、左方向に打ってしまった場合に罰を与えるように作ってあるバンカー(ショットし難い砂場)のまだ遥か左方向 観客が一杯いる中でした。


誰もが(勿論私も)ミスショットだと思い、その後の行方を固唾をのんで見守りましたが、彼は平然と観客を退けて、2打目をグリーンへ、そして2つのパットを決めて優勝をさらいました。


後で解ったことですが、彼はプレッシャーの掛かる18番で、持ち球ではない(得意じゃない)フェードボール(ドローの逆、右に曲がるボール)を打たず、自分のスタイルを崩さない為に誰も思いつかないコース外の観客の居るようなところにわざと打ち込んだそうです。しかも、観客が踏みしめてるから芝生が平らで打ちやすいのも計算に入れて。


それ以来、18番のこの責め方を「ウーズナムルート」と呼ぶようになりました。


自分のスタイルを崩さず、それを信じて実行する為、非常に柔らかい頭で今までとは違うやり方にチャレンジする。


仕事に、人生に、生かせたら素晴らしいことだと思いました。



安田 和弘



PS.ゴルフをされない方にも解っていただける様に書いたつもりなのですが、文章力が無い為、解りにくかったと思います。申し訳有りません。


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