永い間、ありがとうございました。

2004/06/26 氏田 耕吉 (毎週金曜日)


私どもの帝塚山本社工場の4軒隣に 「ヘアールーム やす井」 さんが有ります。

先週散髪に行った時、ご主人の安井英二さんから6月27日限りで廃業と聞きました。
驚きました。と言うのも私の頭には 「散髪=やす井」 だったからです。

私が工場の地で生まれて以来、他の散髪屋さんには殆んど行った事がありません。この54年間で正確に思い出してみると、先方がお休みでどうしてもの時と親戚にパーマ屋さんが出来てお付き合いで行った2回限りです。

このことは私にとっては1ツのコダワリでもありました。理由や想いは書き切れないほどいっぱい有ります。

やす井さんは大正年間に先代が帝塚山に来られて創業、八十数年だそうです。今二代目の英ちゃん(あえて、呼ばせて下さい)は戦後すぐに私の父親、寅吉(幣社創業者)がこの地で仕事を始めたのも子供心に覚えているそうです。

やす井さんの廃業も息子さんがゼネコンに勤めている関係上、やむを得ない選択かもしれません。
しかし、実にさみしいかぎりです。
待合室の張り紙に、「長い」でなく、「永い間」と有ったのが印象的でした。

私も今回の事で、「無くなったら困る、居なくなったら困られる」、そんな店、そんな人にならねばと、感じた次第です。

ところで私は来月からどこの散髪屋さんへ行ったらいいんでしょうか?
本日は悩める氏田耕吉の担当でした。


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