「加賀100万石」っていくら?

2004/07/04 植田 茂夫 (毎週土曜日)


皆さんおはようございます。しかし日が長いですね。
午後7時でも車のヘッドライトを点けていない人が多いですよ。

ところで話は変わりますが、普段時代劇などで何気なく聞き流している
「○○万石」って今いくら位かご存知ですか?
別にどうでもいいことなんですが、テレビを見ていておおよその規模を
理解していた方が内容も面白いと思い、計算してみました。
しかし、私は暇なんでしょうか・・・

よく「加賀100万石」などと言いますが、この加賀藩、どのくらいの規模だったのでしょうか。

石高とは、まさしく米の量なのですが、石とは米を入れる容器の大きさで、
その単位で米の総量を換算していくらの値打ちがあるか?と言う計算に基づくと、

1石は10斗。そして1斗が10升、1升が10合となるので、1000合が1石と言うことになり、
これに現在の米の小売価格を掛ければおよその規模が分かるのではないでしょうか。
ただ米は現在、重量単位となっていて、米1升がだいたい1.5kgです。

これを指定標準米で計算してみると、小売価格が10kgで約3500円程度らしいので、
1斗(15kg)5250円、1石で52500円となり、100万石では約525億円となります。

これは現在の佐賀市(人口16万4千人)の平成16年度予算505億円とほぼ同規模で
つまり加賀藩は現在では佐賀市ぐらいの規模だったということになります。

ン~わかったような、わからんような・・・あってるような間違ってるような・・・

ただ江戸時代の貨幣価値は初期と幕末の混乱期で大幅に変化し、同じ金貨1両でも、
初期は約10万円、中期が3~5万円、幕末になると3千~4千円と約30倍以上も違っていたので
仮に江戸中期を基準にすると「加賀100万石」は初期ならなんと1650億円の価値があり、
しかし幕末には30億円程度まで価値が下がったと言うことになります。

いかがでしたか、ほんまにどうでもいい話でしたが、又ひとつかしこくなった 植田茂夫 でした。

それではまた来週!


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