まつり と 子育て

2004/08/28 氏田 耕吉 (毎週金曜日)


先週の土日の第17回帝塚山まつりの時のことです。
あるお母さんが初日の夜、小学生らしき兄弟を、二人連れて
私の前に来られました。

「怒って下さい。勝手な事をしています。」

興奮気味でしたので、最初はよくわかりませんでした。
よく聞いてみると、二人は手に持っていた「カード」らしき物を
祭のフリーマーケットで闇に紛れて販売していて、
それをお母さんが見つけたようでした。

「帝塚山まつりの出店のルールに違反したこと」を注意して欲しいとの事です。

私は子供に、まず、未成年だから保護者を通じて事前に申し込みをする事。
1ブース、2日間で1000円の出店料を払う事。
(24時間への寄付金に充当してもらってます。)
決められた場所に出店する事。
等々を話しました。

そして、「おっちゃんも昔、自分の子供が小学生の時に
ミルクせんべいを売るのを許可したことが有ったよ。
ルールに従ってやれたら良い事だと思うけど。」
と付け加えて親子を見送りました。

あの親子はこの時のことをずっと覚えているんでしょう。
そしてきっと大丈夫、りっぱに成長されると思います。

毎年の事ながら、地下の子供ゲームのコーナーでも色々あります。
射的で玉が落ちてるのを拾って渡してくれる子供がいるかと思えば、
落ちてるのを拾って、子供に打たせてる親御さんも居ます。

輪投げで線を踏まないように教える親も居れば、
もっと前から投げさせる親もいます。

子供が中心の帝塚山まつりでは何かにつけて、
何とも言えない荒んだ気持ちになってみたり、
ホットしたり、うれしくなったりの連続です。

私の亡くなった母親が小さい時よく言ってました。
「誰も知らないと思っていても、神さんは全部知ってるよ。
嘘ついてごま化しても、みんなわかってる。
そのかわり、誰も知らない所で一生懸命、正しい事をやってる事も、、、」と、

仏教徒の我が家で、仏さんやご先祖さんでなく、
何故神さんだったのかは、わかりませんが、、、

いずれにせよ、きっと私の事が気になって仕方の無い、
亡き父、母は今も私の事を見てくれてるんだろうな?
と、思う今日この頃の、氏田耕吉 が本日の担当でした。

精進します。


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