2009/04/04
トヨタF1、「今年は最高の出来」
新マシンとグロック(左)、小林
開された新マシン「TF109」
会見でテスト走行の手ごたえを語った小林
引き締まった表情で会見したグロック
フロントウイングが目を引く新マシン「TF109」
トヨタ自動車は16日、09年度のモータースポーツ活動計画を
発表し、トヨタF1チーム正ドライバーのティモ・グロックらが都内
で会見を行った。
ドライバー成績で2位と3位を各一回ずつ獲得した08年シーズ
ンから、更なるレベルアップを目指して臨む同チーム。
景気悪によるコストの大幅見直しという逆風も襲うが、テスト走
行の結果は「例年にない、最高の出来」(山科忠・同チーム代表)
というだけあって、スタッフらの士気は日増しに高まっているという。
サードドライバーを務める小林可夢偉が、テスト走行の結果を
「手ごたえはいい。 開幕戦が楽しみ」と語れば、グロックは「昨年
後半から、チームの力がついてきた。新シーズンへのプレッシャー
もあるが、勝利に向かって強い意志を持ち、ファンの期待に応える
結果を残すことが自分の使命」と意欲を述べた。
同チームの新マシン「TF109」を駆るのは昨シーズンと同じ、
グロック(カーナンバー10)とヤルノ・トゥルーリ(同9)。お互いを
兄と弟のように慕い、「信頼しあう仲」と強調するグロック。一丸
となったチームワークが、初優勝への原動力となるかもしれない。
(読売新聞)