2007/07/23

フォルクスワーゲン、新型SUV「ティグアン」の写真を初公開

● メッセージ:パワフルなデザインのフォルクスワーゲン新型SUV
● 越境者:ストリートユースが主体、オフロードでもトップレベルのパ
フォーマンス

 フォルクスワーゲンは、新型「ティグアン」の写真を初公開し、同社
14番目のモデルシリーズのデビューに向け、いよいよカウントダウン
を始めています。このスポーツ ユーティリティ ビークル(SUV)は、
来る9月のIAAフランクフルト モーターショーにおいて、世界で初めて
一般公開されます。

 新型「ティグアン」のデザインを特徴付けているのは、パワーとエレガ
ンスの融合です。都会と郊外、あるいはビジネスとレジャーという、相
反する世界を行き来する、越境者とも呼ぶべき存在です。俊敏性と快
適性、高レベルのユーティリティ、既成概念に挑戦するテクノロジーの
すべてを備えたマルチタレントモデルと呼ぶこともできるでしょう。

 トゥアレグに次ぐフォルクスワーゲン第2のSUVは、トゥアレグ同様、
そのデザインには自信がみなぎっています。新型「ティグアン」のフロ
ントエンドには、フォルクスワーゲンがコンセプトAスタディ(クーペとS
UVのクロスオーバー)で披露したセクシーなプロポーションが応用さ
れています。

 サイドシルエットには、伸びやかさとパワーが表現され、大型のホ
イールアーチとフォルクスワーゲンのシンボルともいえる太いCピラー
が存在感をアピールしています。リヤエンドの特徴は、あくまで短く切
り詰められたリヤオーバーハング。ヘッドライトとテールライトのデザイ
ンには類似性が持たされ、フロントとリヤが呼応するような印象を与え
る点も、新型ティグアンの大きな特徴のひとつとなっています。

 フォルクスワーゲンは、世界に先駆けて、新型SUVにターボチャー
ジャー付直噴エンジンを搭載しました。「ハイパフォーマンス ターボチ
ャージング」と命名されたエンジンコンセプトは、燃料消費と排ガス排
出を大幅に低減させると同時に、ダイナミズムとドライビングプレジャー
をいっそう強化します。

 新型「ティグアン」には、3種類のTSIと2種類のTDIが搭載されます。
特に注目すべきは、コモンレール フューエル インジェクション テクノロ
ジーに裏打ちされ、非常に静かな新型TDIユニットです。4WDの駆動系
と組み合わされるTDIは、それぞれ4,500rpmにおいて103kW/140
PSと125kW/170PSの最高出力を発生し、最大トルクは1,750rpm
で320Nmと350Nmに達します。両エンジンともに、2009年の施行が
予定されるEuro-5排ガス基準に対応しています。

 ターボチャージャー付ガソリン直噴エンジンも、パワー、経済性、環境
保護のすべての要件を同時に満たしています。最高出力は、110kW/
150PS、125kW/170PS、147kW/200PSであり、このうち150PS
と170PSバージョンは、新たにフォルクスワーゲン エンジンラインア
ップに加わったものです。さらに最大トルクに目を移すと、TSIユニット
の素晴らしさが際立ちます。150PSのTSIは、1,750rpmの低回転域
から240Nmのトルクを発揮し、170PSと200PSバージョンは、1,800
rpmから280Nmの強大なトルクを発生します。

 インターネット上の「ティグアン ベース」は、この新型モデルに対する期
待の高さが表れています。
同ウェブサイト(http://www.tiguan-base.com)では、「ティグアン」の
仮想現実世界が構築されており、すでに開発途中の画像、動画、エピ
ソードが公開されています。

 公開後わずか15週にもかかわらず、ヒット数はすでに100万件を上
回り、世界各国で話題を呼び起こしていることが数字上でも証明され
ました。「ティグアン」は、自動車史の1ページを飾る魅力的なモデル
として、着実に一歩を記しました。

関連URL:http://www.tiguan-base.com

    2007-0703b.jpg


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