2007/08/23
新型BMW M3、待望の国内デビュー
BMWジャパンが、3シリーズベースの超高性能モデル“M3クーぺ”の
国内導入を開始、9月15日より発売すると発表した。
1986年に誕生した初代M3から数えて4世代目にあたる新型M3クーペ
は、高性能を突き詰めてきた20余年の伝統と、先進的な新技術を結晶さ
せた最新モデルとして堂々デビュー。その心臓部には、排気量4リッター
のV8エンジンが搭載され、最高出力420ps、最大トルク40.8kg?mの
高出力を発生する。つまり従来モデルと比べると、約80psもパワーアップ
している計算だ。
公開された性能データによると、0?100km/h加速はわずか4.8秒。
最高速はリミッターにより250km/hに制限される。パワー ウエイトレシ
オは3.8kg/psと、まさにスーパーカーレベル。一方燃費性能について
は、100km走行あたり12.4リットルとヨーロッパ基準の計算では、
8.06km/Lとなっている。
軽量化を実現するためとして、素材に最先端技術を投入していることが、新
型M3の大きな特徴となっている。例えば、ルーフに量産車として初めて
カーボンファイバー強化プラスチックを採用していること。またザウバーB
MW F1マシンと同じ軽合金鋳造工場で作られるエンジンには、クランク
ケースに特殊なアルミ シリコン合金製を採用することで、従来の6気筒よ
り約15kgも軽く仕上っているというのも驚きの事実だ。
サスペンションは、3シリーズクーペに採用されているものをベースとする
が、ほぼすべてのコンポーネントは独自に新開発されている。その主な目
的は軽量化で、ダブル ジョイント スプリング ストラット式フロントサスペ
ンションのほとんどはアルミ製となっている。5リンク式リアサスペンション
もコントロールアーム以外は新設計され、この部分で2.5kgの軽量化を
実現しているという具合。
販売モデルは6速MT仕様のみで、ステアリングは右と左がそれぞれ選べ
る。 価格は、996万円。 (朝日新聞)