2007/11/25

アウディジャパン、08年も新車攻勢継続

11年ぶりクーペ「S5」投入
年販3万台へ足掛かり

アウディジャパン(ドミニク・ベッシュ社長、東京都世田谷区)は、
08年も新車攻勢を掛ける。
来年は、主力モデルの「A4」や「RS6」で
フルモデルチェンジを実施するほか、
11年ぶりにクーペタイプの「S5」を国内市場に投入する。

同社は07年に「R8」や「TTロードスター」など、
モデルラインアップ拡充を進めてきた結果、
対前年比6%増(10月末時点)と販売台数を伸ばしている。
来年以降も継続的に新車攻勢を仕掛けることで、
長期的ビジョンである年間販売台数3万台達成の足掛かりにする。

同社は今年、ハイパフォーマンスモデルのR8やT
Tロードスターなど、ラインアップの拡充を図った。
さらに、「Q7」に3.6リットルエンジンを、
「A6」に2.8リットルエンジンを搭載したモデルを追加するなど、
積極的な新車攻勢を仕掛けた。
これにより10月末までの販売台数は1万2399台と、
上位ブランドが前年を下回る中、対前年比で6%増の結果を残している。

一方、同社は長期的ビジョンとして年販3万台の目標を設定している。
このため、引き続き新車攻勢を仕掛ける。
この3年間で9車投入する計画だが、
来年は、国内のアウディユーザーの約40%を占めるA4を
フルモデルチェンジするほか、
11年ぶりのクーペタイプとなるS5や
V10エンジンを搭載したRS6を投入する予定。

同社は直営店舗を増やすなど、
ディーラーネットワークの強化を進めているが、
これに新車戦略を組み合わせることで、ブランド力強化につなげる。
(日刊自動車新聞)


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