2011/01/31
ボルボ、新型S60を3月8日から発売
ボルボ・カーズ・ジャパンは、
ミッドサイズセダンの新型『S60』を、
3月5日(土)から、
全国のボルボ・ディーラーを通じて販売を開始する。
すべてが新しい『S60』は、
革新的なボルボらしい安全装備を搭載するほか、
新開発ターボエンジンの搭載、
高い走行性能と環境性能の両立などを特徴とする。
ラインアップは『DRIVe』をエントリーグレードに、
4WDの『T6 AWD SE』、
もっともスポーティな『T6 AWD Rデザイン』の3モデルを用意。
375万円からという価格設定も魅力だ。
まず安全性能では、
“HUMAN SAFETY(ヒューマン・セーフティ)”の搭載が
最大のトピック。
このシステムは、
追突警告機能付きオートブレーキを発展させたもので、
前方車両だけでなく、
身長80cm以上の歩行者を検知できることが特徴だ。
グリル部に設置されたレーダーが前方の物体を検知し、
バックミラー前方に設置されたデジタルカメラがその物体の
種別を特定。
“人”と特定され、
危険な状況と察知した場合には警告を発し、
ドライバーの反応が間に合わなければ
システムが自動的にフルブレーキをかけて
減速/停止する。
これにより、時速35km以下での走行時に、
歩行者との衝突を可能な限り回避し、
時速35km以上での走行時でも、
衝突時の速度を最大限に減速し、
衝突エネルギーを軽減する。
この“HUMAN SAFETY(ヒューマン・セーフティ)”は、
『T6 AWD Rデザイン』に標準、
その他グレードにオプション設定となる。
また、低速走行時に前方車両との衝突を防止する
“CITY SAFETY(シティ・セーフティ)”も設定され、
これは全車標準装備。
このシステムは、
約6m以内にいる前方車両の状態を
レーザーセンサーにより監視し、
追突の危険を感知すると自動的にブレーキが作動。
車両の相対速度差が時速15km未満の場合、
衝突は回避され、
時速15から30kmの場合は衝突時の速度を
減速することで、被害を最小限に抑える。
パワーユニットは2種類用意され、
『DRIVe』に1.6リッター直噴ターボを、
その他に3リッターターボを搭載する。
1.6リッター4気筒直噴ターボは新開発で、
180psという2リッター並みの最高出力と、
2.5リッター並みの最大トルク24.5kg-mを発揮。
その一方、このエンジンには、
デュアルクラッチの6速セミATが組み合わされ、
10・15モード燃費12.6km/Lという低燃費も両立。
これにより、平成17年排出ガス基準75%低減レベル
(4つ星)を達成するとともに、エコカー減税に適合し、
自動車重量税と取得税が50%減税される。
改良された3リッター直6ターボエンジンは、
ツインスクロールターボを搭載し、
わずか2100回転で最大トルクの44.9kg-mを発生。
最高出力304psによる圧倒的な加速をもたらしながら、
ブレーキエネルギー回生システムを採用することで、
走る楽しさと環境性能を兼ね備える。
また、このパワートレーンに組み合わされる、
プレチャージ式電子制御AWDシステムは、
つねにホイールの回転速度、
エンジンスロットル/トルクとブレーキを監視し、
路面状況が変化すると自動的に走行安定性と
トラクションを確保する。
トランスミッションは、6速ATとなる。
このほか、よりクイックとなったステアリングの
ギヤ比、ボディ剛性のアップ、
アドバンスド・スタビリティ・コントロール、
コーナー・トラクション・コントロールなどの採用により、
ダイナミックな走りを楽しめるモデルに仕上がっている。
ボディでは、日本の駐車場事情に配慮し、
専用のドアミラーステーやドアハンドルが採用され、
全幅が1845mmに抑えられているのがポイントだ。
デザインは、
ボルボらしい美しさと機能が融合したもので、
クーペ風のルーフライン、
“ダブルウェーブ”と呼ばれるフロントからリヤにかけて
流れるボディラインが特徴。
インテリアもスカンジナビアン・デザインが息づき、
各部の仕上げや作り込み、素材にまでこだわっている。
■価格
S60 DRIVe:375万円
S60 T6 AWD SE:519万円
S60 T6 AWD Rデザイン:579万円
(朝日新聞)
関連URL :http://www.volvocars.com/jp/flashcontent/campaigns/MY11/s60/Pages/NaughtyHUB.aspx