2008/06/11
次期ランチア・デルタの全貌が明らかに
伊フィアットグループは、ランチアブランドの新型ミッドサイズ
サルーン“ランチア デルタ”の写真と概要を発表した。
先代モデルで成功を収めた伝統のネーミングで登場したニュー
デルタは、先代より大きなボディの5ドアハッチスタイルでこの夏に
登場する。おおまかなサイズは、全長4.5m×全幅1.8m×
全高1.5mほど。ホイールベースは2.7m以上となる見込みだ。
開発の際に重要なテーマとして掲げられたのは、エレガントで
個性的なスタイルと、ルーミーな車室空間を両立することだったと
いう。
スタイリングは、威厳を放つラジエターグリルを中心に複雑な
造形によって前衛的なプロポーションを実現している。サイドは
ベルトラインを高い位置に配置したのが特徴で、ラウンドした
テールゲートへと続き、後方でストンと落ちるランチアらしいデザ
インとなっている。
インテリアは、後部座席にスライド機構を採り入れるなどパッケ
ージングを工夫すると同時に、素材にこだわって上質感を高めた。
内装には、ランチアお得意のアルカンターラやレザーを採用。
ダッシュボードは、本革のような質感を持つポリウレタン系の素材
“Benova”を使用している。
エンジンは、1.4ターボジェット(120ps/150ps)、1.6ターボ
ディーゼル(120ps)の3タイプが最初に登場し、後から2.0マルチ
ジェット(165ps)と2.0ツインターボ・マルチジェット(190ps)が
追加される予定となっている。 (朝日新聞)