2008/09/08
VWが新型小型SUV、ティグアン発売
フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは9月3日、新しい
クロスオーバーSUV“ティグアン”を発表。同月30日より販売
を開始する。
ティグアンは、トゥアレグに続くフォルクスワーゲンの本格SUV
第二弾。近年のSUVに寄せられる多様化するニーズに合わせ、
本国ではオフロード走行を視野に入れたグレードと、オンロード寄
りのグレードがそれぞれ用意される。が、このたび日本に上陸し
たのはオフロード寄りの「トラック&フィールド」のほうだ。
「トラック&フィールド」は、HDA(ヒル・ディセント・アシスト)や
スロットル特性の設定をオフロード向きに切り替えるスイッチを
搭載。バンパー形状も路面と干渉しづらいように、ロードクリア
ランスを確保したものを装備する。
ちなみにオンロード系「スポーツ&スタイル」は、バンパー形状
などが都会的でスタイリッシュなタイプとなり、サスペンションの
設定もストリート指向のチューンとなる。こちらのモデルも日本上
陸に期待がかかるところだ。
ティグアンの走りにおける特徴は、様々な路面状況下で安定
した走りを提供する「4MOTION」システムや、タイヤの空転を
制御し、トラクションを生み出す各種電子デバイスにより、路面を
選ばないSUVらしい走行性能が求められている点だろう。パワ
ーユニットは、2リッターTSI(170ps)に6速AT を組み合わせ
た仕様の1本立て。
ボディサイズは、全長4460mm×1810mm×1690mm。
トゥアレグと比べるとだいぶ小さく、サイズ的にはベースとなった
ゴルフに近い。
リアシートは60:40分割可倒式。リクライニングとスライドが可
能で、また前席より着座位置が高い設定とすることで開放感を高
めた。荷室容量は5人乗車で470リットル。後席を畳めば最大
1510リットルまで拡大可能。この点においてもSUVらしいユー
ティリティの高さを誇る。
装備面では、バイキセノンライト、新オーディオシステム「RCD
510」、エレクトロニックパーキングブレーキなどが標準装備される。
ティグアン トラック&フィールドの価格は、360万円。
(朝日新聞)