2008/11/28
ボクスター&ケイマンがマイナーチェンジ
ポルシェ・ジャパンが、ミドシップスポーツのボクスターとケイ
マンシリーズの新型の受注を12月6日に開始すると発表した。
第二世代となる新型ボクスターとケイマンは、北米で開催中
のロサンゼルスモーターショーでのお披露目とほぼ同時にデビ
ュー。新型の最大の特徴は、新しいエンジンとトランスミッション
が採用されたことだ。
第二世代モデルは、排気量がアップした新エンジンを搭載。
ベーシックモデルの“ボクスター”と“ケイマン”は、排気量が
200ccアップした2.9リッターエンジンを搭載。パワーはボク
スターが255ps、ケイマンは265psを発生する。
上級モデルのボクスターSとケイマンSは、排気量は従来ど
おり3.4リッターながら、ダイレクトフューエルインジェクション
(直噴システム)の採用で出力と燃費がそれぞれ向上。ボクス
ターSは310ps、ケイマンSは320psを発生する。
トランスミッションは、マニュアルが全車6速MTで統一され、
従来のティプトロニックSは“ポルシェ・ドッペルクップルング”
(=PDK)と呼ばれる、デュアルクラッチ式のセミオートマに改
められた。加速・燃費性能ともに従来のティプトロニックを凌ぐ
性能を発揮する。加速性能は0?100km/hタイムがマニュ
アルより0.1秒速く、燃費は最大16%向上したという。
エクステリアデザインにも改良の手が及んだ。フロントとリア
セクションのデザインが手直しされ、従来見分けが難しかった
ボクスターとケイマンのフロントマスクが識別しやすくなった。
両者ではエアインテークの形状が異なり、またフォグランプ
もボクスターが長方形、ケイマンは丸形という具体に、意匠の
差別化が図られた。リアからはオープンとクーペの違いですぐ
わかるが、それ以外にもボクスターにはディフューザーインサ
ート付きの新しいリアパネルが採用され、ケイマンにはウイン
ドウディフレクタープレートが取り付けられるなどそれぞれに特
徴が与えられた。
そのほかにもステアリングの操舵感を軽くしたり、全車にク
ラリオン製のナビゲーションシステムを標準装備化するなど
の改良が施された。
ケイマンS(6MT/PDK):830/877万円
ケイマン(6MT/PDK):661/708万円
ボクスターS(6MT/PDK):752/799万円
ボクスター(6MT/PDK):608/655万円
(朝日新聞)
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