2009/01/21

フィアットとクライスラー提携を正式合意

提携を正式合意

 【ニューヨーク=池松洋】

イタリアの大手自動車メーカー、フィアットと米クライスラーは20日、資本・業務提携で合意したと発表した。

フィアットがクライスラー株の35%を取得し、クライスラーに低燃費車の車台やエンジン、主要部品を供給するとともに、世界各地で販売や生産で協力する。

提携によって両社のグループは販売台数で世界第6位になる。

 

 ロイター通信によると、

フィアット首脳は同日、クライスラーへの出資比率を35%より引き上げる可能性があることを明らかにした。

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)も、フィアットはクライスラー株の55%を取得する権利を持つと報じた。

フィアットの支援で、クライスラーは低燃費車の開発を進める。

フィアットは、クライスラーの販売網を利用し、米国に足場を築くとともに、他の海外市場への進出も進めるとみられる。

 

 米政府からつなぎ融資を受けたクライスラーは、2月17日までに米政府に提出する経営再建計画に提携効果を盛り込み、再建の可能性を強調する方針だ。

2009年1月21日  読売新聞)


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