2009/09/10
BMW、アクティブハイブリッド7 を発表…マイルドハイブリッド
BMWグループは、ハイブリッドカー(HEV)、BMW『アクティブ・ハイブリッド7』を発表
した。
アクティブ・ハイブリッド7は、「7シリーズ」をベースにしたHEVで、V8ガソリンエンジン、
8速オートマチック・トランスミッション、電気モーターを組み合わせたマイルド・ハイブリッ
ド・コンセプトを搭載する、世界初のモデル。
BMWのツインパワー・ターボ・テクノロジー、ハイ・プレシジョン・インジェクションを装備
した改良型8気筒エンジンと3相同期電動モーターとの組み合わせにより、システム全
体の最高出力は465PS、最大トルク700Nmを発揮する。
エンジンとオートマチック・トランスミッション用トルク・コンバーターとの間には、自動車
専用に開発されたリチウムイオン・バッテリーから電力供給を受ける電気モーターをコ
ンパクトに搭載、8速オートマチック・トランスミッションを通じて駆動力を伝達する。
アクティブ・ハイブリッド7は、エンジンと電気モーターのパワーを正確にコントロールす
ることで、効率アップに加えて、ダイナミックなパフォーマンスと優れた快適性を提供す
る。
これにより、スリリングな走りを提供しながらハイブリッド・テクノロジーによる驚くほどの
ポテンシャルを発揮するという。アクティブ・ハイブリッド7は、静止状態から100km/h
までの加速が4.9秒で、EUテストサイクルの平均燃料消費量は100km走行あたり9.4
リットル(1リットル当たり10.6km)、CO2排出量は1km走行あたり219gに抑える。
アクティブ・ハイブリッド7は、BMWオートマチック・トランスミッションでは初めてオート・
スタート・ストップ(オートマチック・エンジン・スタート/ストップ)機能を装備し、停車中や
渋滞時、無駄なアイドリングをストップする。エンジンが停止している状態でもエアコン
やベンチレーション・システムを作動し続けることができる。この場合は、リチウムイオン
バッテリーをベースにした120Vオンボード・ネットワークから直接、電源の供給を受ける。
このエンジン・マネージメントに関するコンセプトにより、エンジンを始動する前でも、高
性能クライメート・コントロール機能によって車内の温度を快適な状態に保つことが可
能となる。
メーター・パネル内の専用ディスプレイとコントロール・ディスプレイには、効率とハイブ
リッド・コンポーネントに関しての作動状況が表示される。空力特性を高めた10本スポ
ークのタービン・ホイール・デザイン19インチ・アロイ・ホイールは、専用の意匠を採用。
また、トランクリッド、サイドウインドウ後方のCピラー、ドアにあしらわれたモデルエンブ
レムは、「標準」モデルとハイブリッドモデルとを明確に差別化する。
さらにアクティブ・ハイブリッド7のボディカラーは、スペシャル・モデル専用のブルーウォ
ーター・メタリック塗装を採用する。
BMW7シリーズと同様に、アクティブ・ハイブリッド7は、ロングホイールベース車も設定
する。標準モデルよりも14cm延長、特に後席乗員の快適性を向上させている。
(Yahoo 自動車)