2010/04/27
【北京モーターショー10】メルセデスベンツ CLSにシューティングブレーク仕様が登場
ダイムラーは20日、
メルセデスベンツ『シューティングブレークコンセプト』を発表した。
次期『CLS』を示唆したコンセプトカーで、
実車は23日に開幕する北京モーターショーに出品される。
現行CLSは、2004年にデビュー。
先代『Eクラス』をベースに4ドアクーペに仕立てたモデルで、
メルセデスベンツに新たな顧客層を呼び込んだ。
次期CLSは年内には登場する見込みだが、
2010年の北京モーターショーでは、
そのワゴン版=シューティングブレークが姿を現す。
外観はワイド&フラット、ロングノーズ&ルーフが特徴。
フロントマスクにはフラッグシップスポーツ、
『SLS AMG』のモチーフが取り入れられた。
「ソフトノーズ」と呼ばれる手法も採用され、
メルセデスベンツの市販モデルとしては初めて、
ボンネットとグリルが完全別体設計とされた。
世界初のフルLEDヘッドランプも導入。
ウインカー、サイドライト、ロービームがLED化され、
合計71のLEDが使用されている。
サイドビューでは、高めのベルトライン、
ボリュームたっぷりのリアフェンダー、
小さなウインドウエリアなどが目を引く。
リアゲートを備えるワゴンボディとはいえ、
極めて流麗なシルエットが個性を放つ。
インテリアは、レザーやウッドなど厳選した
天然素材をふんだんに使用。
シートは独立4シーターで、
巨大なセンターコンソールが前後席を貫く。
このコンソールの最後部には、
1920年代のメルセデスのロゴがあしらわれた。
大型パノラマサンルーフも装備される。
ラゲッジスペースは、
高級ヨットをモチーフにしたウッド&アルミ仕上げ。
荷室サイドには、
独立した4つの収納スペースを備えるなど、
機能性が追求されている。
エンジンに関しては、
新世代の直噴3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載。
スプレーガイド方式の直噴ユニットには、
最新のピエゾインジェクターを採用し、
最大出力306ps、最大トルク37.7kgmを発生する。
このシューティングブレークコンセプトは、
次期CLSを示唆した1台。
次期CLSは現行型と同じく、
4ドアクーペボディで登場するが、
このコンセプトカーの完成度から判断すると、
ワゴンボディの設定があっても不思議ではない。
仮にワゴンが用意されるとすれば、
BMW『5シリーズGT』のよきライバルとなりそうだ。
(レスポンス)