2007/12/05

1位「なにわ」2位「神戸」 車検拒否車のナンバー調べ


駐車違反金を納めない悪質ドライバーは関西が突出?――。
昨年6月の改正道路交通法施行による駐車違反の罰則強化で、
警察の度重なる違反金の納付命令に従わなかった車の車検を
国土交通省が拒否する制度が導入されたところ、車検を拒否さ
れた車は大阪、兵庫ナンバーが軒並み上位を占めていたことが、
同省のまとめで分かった。

昨年8月に車検拒否第1号の車が発生してから、今年7月まで
の件数を同省がまとめた。1位は「なにわ」ナンバー(大阪市内
全域)の981件、2位は「神戸」(神戸市、兵庫県尼崎市、同明
石市など)830件だった。3位「品川」(東京都の一部)に続き、
4位は「大阪」(大阪府茨木市、高槻市、吹田市など)の765件
となった。

近畿2府4県で見ると車検拒否件数は3760件。06年度の全車
検台数約288万台に占める割合は約0.13%と、全国平均
(約0.05%)の倍以上だった。大阪府警駐車対策課は「駐車違
反の取り締まり件数自体が多いことは確か。そもそも大阪の交通
マナーの状況を見ればお分かりでしょう」と受け止める。

拒否された車両のユーザーは、ほとんど全員が違反金を納付し
て車検を受けているという。「督促状が来ても放置する人が相変
わらず多いなど、新制度の趣旨を分かっていないのでは」(国土
交通省近畿運輸局)と見る向きもある。  (朝日新聞)


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