2008/06/23
ボディーカラー、白・黒・シルバーに人気
塗料メーカー大手の米デュポンは、専門チームが毎年グローバル
規模で調査を行っている「自動車人気色調査」の2008年中間報告が
まとまったと発表した。
これによると、世界的に白、黒、シルバーの人気が依然として根強
い一方、自動車愛好家の中では青系の色が好まれる傾向が強いと
いう。
また、自動車の販売が急速に伸びている中国やインドでは、好景気
を反映して広範囲な色に関心を示していることがわかった。
地域別にみると、アジア太平洋市場では、ダークブルーメタリックが
最も人気。また、中型車においてはシャンパンカラーがこれまでの
ライトシルバーに代わって人気ナンバーワンとなった。
欧州では、黒が白に代わり人気トップとなり、同色の車両の販売が
倍増しているとする。更に青も市場の12%まで拡大するなど人気が
高まっている。
北米では、高級車やエコカーで淡色である白に対する人気が根強い。
これに次いで、赤みがかったゴールドに対する人気も高い。淡色系の
人気が高まっている背景としては、同地区で盛んになっている環境保
護運動が影響していると指摘している。
南米では、白、黒などの無彩色が圧倒的な人気となっている。有彩
色では、これまでの緑から青に対する人気が高まってきている。
(日刊自動車新聞)