2008/07/03

アウディが高出力モデル用Sトロニックを開発


ドイツ・アウディAGが、Sトロニック(旧呼称:DSG)のライン
アップを増強。新たに縦置きの高出力モデル用を加え、発表
した。

Sトロニックは、奇数ギアと偶数ギア用のふたつのクラッチを
持ち、ギアチェンジの際に、片側のクラッチを開放するとほぼ
同時に、もう片方のクラッチをつなぐ、いわゆるツインクラッチ式
のトランスミッションだ。

素早いシフトチェンジと、高いトルク伝達を実現し、ギアチェン
ジに要する時間は、わずか100分の数秒。0?100km/h
加速タイムなどでマニュアル車を凌ぐタイムをマークしている。

そのSトロニックのラインアップに、新たに縦置きエンジン用が
加わることとなった。これまでSトロニックのラインアップは、
250Nmmまでのトルクに耐える乾式クラッチの7速のタイプと、
350Nmのトルクに耐える湿式クラッチの6速タイプの2種類が
あった。これらはいずれも横置きエンジン用。そのため A3と
TTシリーズ以外のモデルには組み合わされていなかった。

今回発表されたのは、550Nmまでの高トルクに耐える、
湿式クラッチ内蔵の縦置きエンジン用。もちろんFFとAWD
(4WD)の両駆動方式に対応する。

従来タイプ同様に、自動変速モードを備え、走行モードを通常
の「D」とスポーティな走りが可能になる「S」の2モードに切り替
え可能。

この新しいSトロニックは、順次各モデルに搭載される予定で、
新型S4などの高性能モデルにも組み合わされる予定となって
いる。                          (朝日新聞)


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