2008/07/06

メルセデスがブルーテックディーゼルを北米発売


メルセデス・ベンツは、排ガスのクリーン化を図った新しいクリーン
ディーゼルシステムを搭載する“ML320ブルーテック”、“GL320
ブルーテック”、“GL320ブルーテック”の3台を北米で発表した。

2009年モデルとして販売が開始される“ML320ブルーテック”、
“GL320ブルーテック”、“GL320ブルーテック”の3台は、排ガス
中のNOxを低減する「AdBlueシステム」を備えているのが特徴だ。
AdBlueシステムは、排出ガスにアンモニア成分を噴射する装置の
こと。噴射されたアンモニアはマフラー内の高温下で分解され、ア
ンモニアガスとなってNOxと化学反応を起こす。その結果、窒素と
水に還元されるという仕組みだ。これによりディーゼルの問題とされ
るNOxの排出量は、最大90%も低減されるという。

ところでメルセデス・ベンツは、北米にE320ブルーテックを投入
済みだが、そちらのエンジンと今回のものとの違いは、NOx処理に
NOx吸蔵還元触媒を使うか、AdBlueシステムを使うかによる。
エンジンそのものや排ガスシステムの構成パーツである三元触媒
やディーゼルパティキュレートフィルターを搭載するのは共通だ。

メルセデス・ベンツによれば、AdBlueシステムはSUVや大型
セダン、ミニバンなど重量級モデルでよりアドバンテージを発揮
するという。

3台が搭載するエンジンのスペックは、排気量3リッターV6で、
最高出力211hp、最大トルク55.1kgmを発生。トランスミッション
は7速ATが組み合わされる。燃費は、GL320ブルーテックの場合
で約10.5km/リッターほど。同クラスのガソリン車と比べ、2割-
4割程度優れるという。                 (朝日新聞)


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