2009/02/09

ポルシェ、GT3 RSRの最新モデルを発表

  

  

  

  

 ポルシェAGは、昨シーズンのアメリカン・ル・マンシリーズや
ニュルブルクリンク24時間レースを制したレースカー『ポルシェ
911 GT3 RSR』の2009年モデルを導入すると発表した。

 この最新モデルには、フロントフード上に装備されたエアアウト
レットや、新設計のフロントセクションを新たに採用したほか、排
気量やボディシェルなどが変更されたという。

 また、オプションのエアコンディショナーを装着するため吸排気
系統を一新し、ラジエーターのエアダクトを見直すためにフロント
フード上のエアアウトレットスロットであるルーバーを新たに採用
した。さらに、リヤウイングの調整幅の見直しのほか、ブレーキシ
ステムの重量変更とワイヤーハーネスの軽量化により、旧モデル
に比べて大幅にハンドリング性能を向上させたという。

 仕様は、水冷式水平対向6気筒ボクサーエンジンを搭載し、排
気量を3.8リッターから4.0リッターにアップしたほか、今シーズ
ンのレギュレーションによってエアリストリクターサイズを変更した
ため、最高出力は450馬力となっている。また、旧モデルと比べ
最高出力の発生回転数などがダウンしたものの、エンジンのトル
ク性能が改善され扱いやすい仕様となっている。

 そのほか、最適なシフトチェンジのタイミングを知らせるマルチファ
ンクションディスプレイをダッシュボード上に搭載したほか、オイル
注入口をエンジンフードに移動し、レースでの作業性を向上させた
という。

 GT3 RSRは、同社のモータースポーツ部門がポルシェ911を
ベースに開発した3番目のレースカーであり、今シーズンからGT2
クラスに参戦を予定しているという

 ■価格:38万ユーロ(約4400万円)
                               (朝日新聞)


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