2009/03/09
ホンダF1、チーム代表らが経営権買い取りへ
ホンダ本社が撤退を決めたF1チームの経営権を現チームの首脳陣が
買い取ることになったと、英有力2紙が27日報じた。
外部への売却は見送り、チーム(本拠・英国)を運営してきた首脳陣が
ホンダ本社の持つ株を取得して体制を維持し、開幕戦の豪州GP(3月
29日決勝)から参戦するという。
タイムズ、デーリー・テレグラフ両紙によると、買い取りの中心はチーム
代表のロス・ブラウン氏。ホンダ本社から資金援助を受ける意向も持って
いるという。その場合、ホンダ本社との関係は続くが、ホンダの名前は
チームから消え、年300億~500億円の運営費は削減される。
ドライバーはジェンソン・バトン(英)が残留。もう1人は昨季と同じルー
ベンス・バリケロか、元総合王者の故セナ氏のおい、ブルーノ・セナ(い
ずれもブラジル)への交代が検討されているという。
これに対し、英国のホンダ広報は「まだ何も決まっていない」としている。
ホンダ本社の福井社長は23日に「いろんな話は来たが、まじめに買おう
という人はいない」と、めどが立っていないことを明らかにしている。
(朝日新聞)