2009/06/24

シューマッハ、フェラーリ最強モデルを徹底テスト

フェラーリは10日、ミハエル・シューマッハ氏が『599GTBフィオラノ』
の「HGTEパッケージ」をテスト走行した際の写真を公開した。

フェラーリ|ミハエル・シューマッハ|599GTBフィオラノ|HGTEパッケージ|テスト走行

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599GTBフィオラノ(日本名:『599』)は2006年3月の
ジュネーブモーターショーでデビュー。6.0リットルV12
(620ps、62kgm)をフロントに積むフェラーリのフラッグ
シップで、0‐100km/h加速3.7秒、最高速330km/hと
フェラーリの頂点にふさわしい性能を誇る。

今年3月のジュネーブモーターショーで追加されたHGTEパッケ
ージでは、599のパフォーマンスにいっそうの磨きがかけられた。

HGTEとは、「ハンドリングGTエボルツィオーネ」の略である。

足回りはスプリングレートとダンパーの減衰力をアップし、リアに
スタビライザーを追加。

低重心化のため、車高は若干ダウンさせた。20インチのワイドタ
イヤはグリップ力を向上させており、ブレーキも強化された。

フェラーリによると、コーナリング性能を引き上げ、いっそうダイナ
ミックなハンドリングを実現しているという。

2ペダルMTのF1マチックは、シフトプログラムを改良し、変速ス
ピードがアップ。

エンジンのコンピューターは専用となり、アクセルレスポンスを向上
させた。

専用のエグゾーストシステムも装着され、痛快なサウンドを演出する。

内外装はスポーツ度を高めるモディファイで、目を引くのは20インチ
光沢ダイヤモンドカットのアルミホイール。

さらに、リアのディフューザーはマットブラック、テールパイプはクロー
ムで仕上げられた。

ボディカラーは3層メタリック塗装のレッドを用意。室内はレザーや
アルカンターラ、カーボンをふんだんに使用し、専用バケットシート
には「HandlingGTE」のロゴが刻まれる。

シューマッハ氏の試乗は、イタリアのフィオラノテストコースで実施。

599GTB・HGTEのセッティングを最終確認する目的で、20周を
ハードに攻めたという。

フィオラノテストコースは、シューマッハ氏のようなプロフェッショナル
からビギナーまで、ドライバーの技量に合わせて、「ベーシック」「アド
バンス」「エボリューション」「チャレンジ」の4コースを用意。

とくに最上級のチャレンジは、各国で行われているワンメークレース、
「フェラーリチャレンジ」に参加するドライバーに向けたテクニカルコー
スとして知られる。

もちろん、今回シューマッハ氏がテストしたのは、チャレンジコース。

599GTB・HGTEのセッティングには、シューマッハ氏も太鼓判の
様子だった。

このHGTEパッケージ、日本では4月27日に発表されており、
パッケージ価格は269万9000円(車両本体価格を除く)と公表
されている。

                                                                                (YAHOO 自動車)


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