2009/08/30

BMWとしては初のフルハイブリッド車、『アクティブハイブリッドX6』を発表

BMW|ハイブリッド|Xシリーズ|アクティブハイブリッドX6|最強の最大出力、最大トルク

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BMWは13日、BMWとしては初のフルハイブリッド車、『アクティブ
ハイブリッドX6』を発表した。

直噴ガソリン4.4リットルV8ツインターボに2つのモーターを組み合
わせ、量産ハイブリッド車としては最強の最大出力480ps、最大
トルク79.5kgmを発生。それでいて、燃費はベース車両に対して
20%向上させている。

BMWは2007年9月のフランクフルトモーターショーで、『コンセプト
X6アクティブハイブリッド』を披露。

現行X6の市販前に公開したコンセプトカーで、パワートレインには
GMやダイムラーと共同開発した2モードハイブリッドシステムを搭載
していた。

今回の量産仕様車は、このコンセプトカーの考え方を受け継ぐもの
である。

ベースグレードはX6のトップグレード、「xドライブ50i」。

ハイブリッド仕様のエンジンは、50iと同じ直噴ガソリン4.4リットル
V8ツインターボが選択された。

エンジン単体での最大出力は400ps/5500 – 6400rpm、最大
トルクは62.2kgm/1750 – 4500rpmだ。

ハイブリッド仕様は、このエンジンに2基のモーターを追加。

主に低速用が91ps、26.6kgm、高速用が86ps、28.5kgmのスペ
ックだ。

この結果、アクティブハイブリッドX6は、トータル出力480ps、
79.5kgmという圧倒的パワーを獲得。

BMWは「量産ハイブリッド車で最強のパワー」と語る。

この大パワーは、3つの遊星ギアと4つのマルチプレートクラッチ
で構成する「7速ツーモードアクティブトランスミッション」(ECVT)
と4WDの「xドライブ」を介して路面に伝えられ、0-100km/h
加速5.6秒、最高速250km/h(リミッター制御による)の卓越した
パフォーマンスを発揮する。

2次電池はリチウムイオンではなく、液冷式の高圧ニッケル水素
バッテリーで、荷室フロア下にレイアウト。

蓄電容量は2.4kWhにとどまる。それでも、車両重量2.5tに迫る
ヘビー級のX6を最大約2.6km、最高速60km/hでゼロエミッショ
ン走行させる。アイドリングストップや回生ブレーキも装備された。

アクティブハイブリッドX6の燃費は正式発表されていないが、
BMWは「50iグレードの約20%増し」と公表していることから、
欧州複合モード燃費は9.6km/リットル程度と予想される。

また、CO2排出量は50iグレードの299g/kmから、231g/kmへ、
約23%改善。

排出ガス性能はユーロ5と米国のULEV2に適合する。

外観上からハイブリッド車を見分ける特徴は少なく、フロントドアや
テールゲートのトリムバーが、エコをイメージさせるブルーウォーター
メタリックで仕上げられる程度だ。

アクティブハイブリッドX6は、9月のフランクフルトモーターショーで
正式発表。9 – 12月期に発売される。

欧州ではディーゼルが主流なので、メイン市場は北米ということに
なりそうだ。

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