2010/05/16
アウディ TT に搭載する新型TDI
アウディは4日、マイナーチェンジを受けた『TT』シリーズに
搭載する改良版「TDI」エンジンの詳細を明らかにした。
TTシリーズは、4月のライプツィヒモーターショーで、
マイナーチェンジモデルを初公開。
続いてアウディは今回、直噴2.0リットル直列4気筒
ターボディーゼル「TDI」エンジンの改良内容をアナウンスした。
改良版TDIは、可変ベーン付きの新世代ターボチャージャーを
組み込み、トルクを向上。吸気系もリファインされ、
最新世代のコモンレールインジェクションは、
1800バールの高圧で燃料を噴射する。
最大出力は170ps、最大トルクは35.7kgm。
最大トルクは1750 – 2500rpmの低回転域で生み出される。
さらに、カムシャフトベルトの改良により、
静粛性とフリクションを低減。
ウォーターポンプやオイルポンプも、
エネルギーロスの削減が図られた。
シリンダーヘッドのアルミ化により、
エンジン単体重量は154kgと、4kgの軽量化も果たしている。
新型ディーゼルを積むTTクーペの「2.0TDIクワトロ」グレードは、
6速MTとの組み合わせにより、0-100km/h7.5秒、
最高速226km/hの優れたパフォーマンスを発揮。
欧州複合モード燃費は18.87km/リットル、
CO2排出量は139g/kmと、環境性能も高水準だ。
アウディによると、TTシリーズの販売に占める
ディーゼル車の割合は、11%を超えるという。
アウディは、「クラス唯一のディーゼルエンジンを積むスポーツカー」
と自信を見せている。
(レスポンス)
関連URL : http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/models/tt.html