2010/08/04

ライバル車比較:欧州Bセグ上級グレード3台比較(その4)

プジョー 207シエロ

進化した「猫足」 











全長は4045mm、全幅は1750mmと、
今回の中でもっとも大きなボディサイズを持つ。

Aピラーは大きく傾斜し、
Cピラーもクーペのようになだらかに落とした、
ワイドアンドローイメージのあるスポーティな
フォルムが特徴的。

2009年秋のマイナーチェンジで、
やや大人しめなデザインに変更されたものの、
大胆なフロントマスクは、もちろんこのクルマを
象徴するアイキャッチとなっている。

また、同マイナーチェンジ時にテールランプに
LEDが用いられ、新デザインのアルミホイールを
採用されるなどした。

上の2モデルに比べると、
ボディサイドにはプロテクションモールを配し、
リアバンパーにも別体のパネルを配するなど
している点も特徴的で、このほうが補修性に
優れるというメリットがある。

パワートレインはシトロエンC3と共通で、
その印象も同様。

やはりトランスミッションが4速ATである点が
ネックと言われるが、ごく普通に運転するぶんには、
それほど不満を感じることはない。

ただし、わずかながら車両重量が重い影響は
感じられるし、10・15モード燃費についても
11.2km/Lと、C3よりもわずかに下回る。

フットワークは、
プジョーというと猫足をイメージするが、
207味はたんにしなやかなだけではなく、
ドイツ車的な引き締まった味も持っている。

接地感も高く、走りには一体感があり、
全体的にスポーティな雰囲気に仕上がっている。

いわば進化した猫足という印象だ。

ステアリングは重みがあり、
切り込んだときにセンターに戻ろうとする力も大きめ。

プラットフォームを共用しながらも、
シトロエンC3に比べて、
このあたりの味付けがずいぶん異なるところも興味深い。

                  (YAHOO 自動車)


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