2011/04/09

「BMW X3」7年ぶりにフルモデルチェンジ








ビー・エム・ダブリューは3月29日、SUV「BMW X3(エックス・スリー)」を約7年ぶりにフルモデル・チェンジして発売した。

 全長4650×全幅1889×全高1675mm、ホイールベース2810mmと一回り大きくなったボディサイズに、先代のイメージを受け継ぎつつ、さらに存在感を増したダイナミックなエクステリア・デザインを採用。直立した大型キドニー・グリル採用のボリューム感あるフロントデザインに、エンジン・フード上の6本のラインでエレガントさを表現する。

 サイドビューは、フロント・ホイール・アーチ後ろから車両後方にダイナミックに跳ね上がるウェスト・ラインが大きな特徴。リヤ・エンドは、水平なラインを多用するとともに、T字型リヤコンビ・ライトで、ワイド感を演出する。ヘッドライトのスモール・ライト・リングとテール・ライトにはLEDを採用している。

 室内は、先代より約20mm拡大したリヤシートの足元スペースなど、クラス最高レベルのスペースを確保するとともに、連続した流れをもったラインで構成されたインパネなどで上質な空間を演出する。荷室容量は、先代モデルに比べ70リッター拡大したクラス最大の550リッター。

 搭載するのは3リッター直列6気筒エンジンで、NAエンジンの「xDrive28i」とBMWツインパワー・ターボ採用の「xDrive35i」を設定。8速ATを組み合わせ、ブレーキ・エネルギー回生システム、電動パワー・ステアリングなど「BMW EfficientDynamics(エフィシエントダイナミクス)」の理念に基づく技術を多数採用する。xDrive35iでは、アイドリングストップ機能「エンジン・オート・スタート/ストップ機能」を採用。これらにより、先代の「xDrive30i」に比べ、出力を13%向上させつつ、燃費は12.0km/Lと約45%も向上している。

 路面状況に応じて瞬時に前後のトルク配分を可変制御するBMWの4WDシステム「xDrive」を全車に採用。さらにxDrive35iには「バリアブル・スポーツ・ステアリング」を標準装備する。これは、高速走行時などではステアリング・ホイールを中立付近で操作している間はタイヤの切れ角を過敏にすることなく、中低速時などで大きめに切り込んだ際にタイヤの切れ角を増幅させるもので、高速走行時の安定性と中低速度域でのコーナリング時の取り回しの良さを両立する。さらに、コーナリング時に、外側後輪の駆動力を高めることでダイナミックな走りをもたらす電子制御システム「パフォーマンス・コントロール」を標準装備するほか、路面状況に応じてダンピング特性を自動調整する「ダイナミック・ダンピング・コントロール」もオプションとして用意する。

 このほか、8.8インチ・コントロール・ディスプレイ、トップ・ビュー機能付きリヤ・ビュー・カメラ、アダプティブ・ヘッドライトなどを全車で標準装備する。

 価格は、xDrive28iが598万円、xDrive35iが694万円。

http://www.yomiuri.co.jp/atcars/newcar/van/20110331-OYT8T00360.htm

(読売新聞) 


コメントは受け付けていません。


Go Top