2011/11/07

独BMW、新型3シリーズを発表






独BMWは現地時間14日、新型3シリーズセダンの概要と写真を公開した。

 6代目となる新型3シリーズセダンは、スポーティさと上質さ、快適性の向上が図られ、またデザインも大きく生まれ変わった。スクープ記事では5シリーズに似たスタイリングが採用されると報じられたが、確かにその傾向は見られるものの、3シリーズ独自のオリジナル性も見られる。

 ボディサイズは、全長4624mm×全幅1811mm×全高1429mm。ホイールベースは2810mm。従来モデルより全長が93mm長く、ホイールベースも50mm延長された。またトレッドも前37mm、後47mmサイズアップしている。

 これら寸法の拡大により居住性が向上しているのは間違いないが、もうひとつ注目したいのは、サイズアップしたにもかかわらず、車体重量が40kg軽くなっていること。このあたりはダイナミクス性能と環境性能の両方の向上を図ったBMWの設計思想を感じさせるポイントだ。

 エンジンは排気量をダウンサイズしたターボユニット“ツインパワーターボ・エンジン”が用意される。最初に登場するガソリンモデルは、2リッターターボの“328i”(最高出力245hp、最大トルク35.7kg-m)と、3リッターターボの“335i”(最高出力306hp、最大トルク40.8kg-m)の2タイプ。

 オートスタート/ストップ(アイドリングストップ)機構は全車に搭載され、トランスミッションは、マニュアルが6速、オートマチックは8速ギアが与えられる。性能値は、328iは、0-100km/h加速が5.9秒で、燃費(複合モード)は6.4L/100km(15.6km/L)。335iは、それぞれ5.5秒、7.9L/100km(12.7km/L)となっている。

 発売は2012年初旬から順次開始される予定。またその年の中頃にはさらなるエンジンバリエーションの充実が図られ、3シリーズ初となるハイブリッドモデルの“アクティブハイブリッド3”も追加予定となっている。


(朝日新聞)


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