2011/07/25
パイオニア、市販用初のEV専用ナビを発売
パイオニアは6日、市販用としては初めてとなる電気自動車(EV)用のカーナビゲーションシステムを7月下旬に発売すると発表した。走行時の空気抵抗や回生エネルギーなどを考慮して電力消費量を推定する独自の技術などを採用している。価格は24万6750円。今後1年間で約1千台の販売を目標としている。
商品名は「AVIC―ZH09―MEV」で、三菱自動車のEV「i―MiEV(アイ・ミーブ)」専用の市販品となっている。
探索したルートの中で最も推定電力消費量が少ないルートを選べる「エコ・ルート探索機能」を搭載したほか、回生エネルギーの効率的な発電につながるブレーキ操作を推奨する機能なども採用した。こうしたEV専用機能は、パイオニアが日産自動車のEV「リーフ」用のナビシステムにも採用した技術で、これを今回、市販品にも応用した。
パイオニアではEVや今回の新製品の販売動向などをみながら、アイ・ミーブ以外のEV用ナビを開発・商品化するかなどについて検討する。
(日刊自動車新聞)
http://pioneer.jp/press/2011/0706-1.html