2011/12/02
BMW、新型ディーゼルエンジン搭載車を日本へ導入
「ビー・エム・ダブリュー」は、世界で最も厳しい排ガス基準である日本のポスト新長期規制およびヨーロッパのEURO6に適合するディーゼル・エンジンを搭載した「BMW・ブルーパフォーマンス(BluePerformance)」モデルを今後日本市場に導入し、その第一弾として「BMW・X5 xDrive35d BluePerformance(エックス・ドライブ・サン・ゴー・ディー・ブルーパフォーマンス)」の販売を2012年春より開始すると発表した。
BMWのディーゼル・エンジン搭載モデルは、低燃費、低CO2排出量により、ヨーロッパにおいて高い評価を受けており、2012年春に日本での販売を開始する「X5 xDrive35d BluePerformance」も、SCR(選択触媒還元)システムやDPF(粒子状物質除去フィルター)などの採用により、圧倒的な低排出ガス・レベルを達成。世界で最も厳しい排出ガス基準である日本のポスト新長期規制およびヨーロッパのEURO6をクリアする高い環境性能を実現している。 この「X5 xDrive35d BluePerformance」は、可変ジオメトリー・ターボチャージャーおよび新世代コモンレール・ダイレクト・インジェクション・システムを採用した3リッター直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。最高出力は180kW(245ps)、最大トルクはV型8気筒ガソリン・エンジンに匹敵する540Nm(55.1kgm)を発揮する。
なお、可変ジオメトリー・ターボチャージャーとは、エンジン回転数に応じてタービン内のベーンの角度を可変制御し、排気の流れを最適化させることにより、アクセル操作時のレスポンスの良さと幅広い回転域において高いトルク特性を実現するターボチャージャーのひとつだ。
「X5 xDrive35d BluePerformance」は、このパワフルなエンジンに滑らかで精確なギヤ・シフトを実現した8速A/Tを組み合わせることで、燃料消費量ならびにCO2排出量のさらなる低減を実現している。
なお、同社によれば「X5 xDrive35d BluePerformance」の燃料消費率(JC08モード)は、11.0km/Lを達成し、同じ3.0リッターの直列6気筒ガソリン・エンジンを搭載した「X5 xDrive35i」と比較して約30%も向上しているとのことだ。
(ホビダスオート)