2009/05/13
BMW Z4、ターボ+7段DCTを搭載
BMWが4月24日に発表した新型Z4は、電動リトラクタブルルーフを
採用すること以外にも大きな特徴がいくつかある。
走り好きユーザーにお伝えしたいのは、ターボエンジン+ツインクラッチ
式トランスミッションが、この2シータースポーツに採用されたことだ。
従来モデルのZ4は、走りの良さが高く評価されていたものの、マニュア
ルトランスミッションが、Mモデルでしか選べなかった。
つまりそれを手にするためには、約800万円の出資を必要とした。
ところが新型では、純粋なマニュアルではないが、MTに限りなく近い
感覚で操れる「7速DCT」を搭載。低重心で安定したスポーツカーらしい
走りを、より楽しみやすくなった。
しかもその7速DCTに組み合わされるエンジンは、3リッター直噴パラ
レルツインターボ。出力は306psで、従来のMクーペ(343ps)に近い
ハイパワーぶりを披露する。
“Z4 sDrive35i”の価格は、695万円。けっして安価ではないが、
従来のMモデルより100万円以上は安く、同じエンジン搭載で6速ATが
組み合わされる335iセダン比で22万円高という納得できる設定だ。
いっぽう、2.5リッター直列6気筒に6速ATを組み合わせた
“sDrive23i”も用意される。
こちらは出力が204psと、ターボ版と比べると控えめだが、BMW
特有のスムースな回転上昇が味わえるストレートシックスだから、
オープンで爽快なクルージングを求めるユーザーの期待には十分
応えられそう。
価格も523万円と、sDrive35i比で172万円安の手にしやすい
設定だ。
なお、従来のZ4クーペ、およびMロードスターは、すでにライン
アップから姿を消している。
(朝日新聞)
関連URL : http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/z4/z4/2009/introduction.html