2010/01/09
【VW ポロ試乗】いいモノ感あふれる
各メディアで絶賛されている意味が、最初は理解できなかった。
外観は旧型のほうが上質に見えるし、室内は黒一色のカラーと丈の短い窓、
アウトバーン対策?で強く傾いたウインドスクリーンで実寸以上に狭く感じる。
さらに街中での乗り心地はブッシュのブルブルが気になる。
ところが別の部分でスゴさが伝わってきた。操作系のタッチだ。
ステアリングやペダルはもちろん、DSGのセレクトレバーからエアコンのダイヤル
まで、手足で触れるあらゆる部分がすばらしくなめらか。
全身にいいモノ感があふれているのだ。
しかも7速DSGのおかげでフツーの1.4リットルでも力不足はなし。
飛ばせばさっきのブルブルが姿を消すだけでなく、身のこなしはクイックで、
ロードホールディングも高次元。
いちばん山道が楽しいVWじゃないだろうか。
業界内では1.2TSIの早期導入を望む声が強いけれど、これでGTIを作ったら
楽しそう。
ただ内外装がゴルフに似ているせいで、無意識のうちに兄のゴルフと
比べてしまう。
違うキャラを与えてもよかったのでは?
■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★
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