2010/01/17
試乗レビュー:ポルシェ 911ターボ(1/5)
全面新規開発エンジンが搭載された新型911ターボ。
35年の911ターボの歴史の中で、初めての試みだ。
そしてその決断は、911ファミリー最強のマシンを生み出すこととなった。
最新テクノロジー満載で登場。
1974年のパリ・モーターショーで初代911ターボが発表をされてから
今年で35年。
「そんな歴史の中で初の全面リニューアル」を謳うエンジンが搭載された
のが、この9月に開催されたフランクフルト・ショーでお披露目をされた
最新の911ターボだ。
新開発エンジンは、従来型の3・6から3・8リッターへとスープアップ
されると共に、すでに発売済みの最新カレラ・シリーズと同様に直噴ヘッドを
採用。
一方で、別体式ベアリングケースを持つ2ピース・クランクケースを1ピース構造
に変更するなどで、重量をおよそ12kgも軽減させるといった特徴も持つ。
そんなエンジン関係のトピックと共に、デュアル・クラッチ式のトランスミッション
“PDK”の新設定や、ポルシェ初の左右間駆動力配分システム“PTV”、
『GT3』に先行設定された電子制御式の“ダイナミック・エンジンマウント・システム”
のオプション設定など、
マイナーチェンジとはいえ最新テクノロジーを惜しげもなく投入するあたり、
いかにもポルシェ流儀のリファインと言える。
(YAHOO自動車)