2010/01/18
試乗レビュー:ポルシェ 911ターボ(2/5)
大きな変更が施されなかった内外装。
RR方式という昨今では稀有なメカニカル・レイアウトを軸に成立する911の
独特なパッケージング・デザインには、もちろん今回も大きな変更は見られない。
エクステリア上で“最新型”である事をアピールするのは、すでに発売済みの
最新カレラ・シリーズに準じた、新デザインのリア・コンビネーションランプや
クローム仕上げのステンレススチール製テールパイプなどという事になる。
フロントマスクは、一見従来型に対して大きな変更は感じられないものの、
フォグライトが廃止をされ、欧州仕様ではデイ・ランニングライトの機能が
与えられた。
120km/hに達すると、クーペでは35mm、カブリオレでは65mmという
リフト量で上段ウイングが上昇する2段階リトラクタブル式のリア・スポイラーは、
従来型からの踏襲。
空気抵抗係数(Cd値)はクーペが0.31、カブリオレが0.32と発表されている。
カタログ上では定員4名と記載されるものの、強く傾斜したルーフラインとタイトな
足下のため、後席は「緊急用」の空間だ。
(YAHOO自動車)