2008/03/14
メルセデス・ベンツが新たな低燃費コンセプトを発表
独ダイムラーは、メルセデス・ベンツの新たな低燃費対策を講じた
シリーズを「BlueEFFICIENCY」(ブルー・エフィシエンシー)と名付
け、展開していく考えを示した。
今回新たに発表されたのは、“C180コンプレッサー”
“C200CDI”“C350CGI”の3台。これらブルー・エフィ
シエンシー・シリーズは、パワートレインの効率化といった
特定の燃費向上対策にとどまらず、軽量化や空力向上
など、細かなものまで含む様々な改良の積み重ねによって、
燃費を向上させる試みがとられる。
具体的には、C180コンプレッサーとC200CDIでは、
フロントガラスに“マイバッハ”にも用いられているラミネー
テッドグラス技術を採用。同技術はより厚みの薄いガラス
を使い低ノイズを実現でき、1.2kgの軽量化できるという。
他にも軽量な内装素材やアルミホイールの採用、タイヤの
転がり抵抗の低減、車体下部やドアミラーの形状変更による
空力特性の向上など、多岐にわたる低燃費技術がとられる。
また、C350CGIでは、燃料の噴霧で成層化する希薄燃焼
技術、スプレーガイデッド直噴技術の採用により、従来エン
ジンよりパワー&トルクを20hp&1.5kg?mずつ向上させ
ながら、低燃費化を実現。最高出力292hp、最大トルク
37.2kg?mを発生し、0?100km/h加速は6.2秒、
燃費は100kmあたり8.4L(11.9km/L)としている。
これらの低燃費技術は、今後様々なモデルに展開されて
いくと思われる。 (朝日新聞)