2008/05/22

ブリヂストン、東洋ゴムと資本・業務提携

ブリヂストンと東洋ゴム工業は16日、包括的な資本・業務提携する
ことで合意したと発表した。製造技術や調達、生産委託などで強みを
持ち寄り、低価格を武器に存在感を増す新興メーカーに対応する。
具体的な提携内容は今秋をめどに決定する。

ブリヂストンは、東洋ゴムの第三者割り当て増資により新株2千万株
(発行済み株式の8・72%)を10月に取得し、投資ファンド2社を除くと
トヨタ自動車(4・56%)を超える最大株主となる。東洋ゴムはブリヂス
トンが保有する自社株390万株(0・48%)を取得する。

業務提携では、新工法の開発や機械設備の開発・調達、原材料・
資材の供給・調達、相互生産委託、世界規模での物流協業について
検討する。両社はタイヤ以外の事業でも共通する事業を持つことから、
個々の事業ごとについても提携の可能性を検討する。

近年、タイヤ・ゴム産業は、高機能な商品と安価な汎用品との二極化
が進み需要構造が変化した。低価格を武器とした新興勢力の伸長で
競争構造も変わり、原材料価格の高騰などで経営環境が変化している。
(日刊自動車新聞)


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