2008/05/31
高級ロードスター市場 ベンツ日本がシェア8割目指す
メルセデス・ベンツ日本は、高級ロードスター「SLクラス」の大幅改良
により、プレミアム・ロードスター市場での販売シェア80%獲得を狙う。
同市場は「BMW6シリーズ」「ジャガーXKシリーズ」などのライバル車
が存在。同社によると2007年の同市場は年間1千台で、このうちSL
クラスの販売シェアは64%となった。
市場規模は03年の年間2千台から半分程度まで縮小したが、今回の
大幅改良車で販売増とともに市場の活性化を期待する。
現型SLクラスは02年に日本市場で発売以来、08年4月までに累計
6,600台を販売。この間、プレミアム・ロードスター市場で60?80%と
高い販売シェアを維持してきた。
大幅改良車の販売ターゲットは、高い社会的ステータスを持つユーザー
や自分の時間を演出する余裕のあるユーザーなどで、40?50代の男性
が中心。購入者の半数を他ブランドからの代替と見込む。
同社の上野金太郎副社長は「SLはピーク時に80%の販売シェアを獲得
した。大型リフレッシュで(ピーク時に)近い数字を期待している」と、大幅
改良で販売シェア拡大に自信を示した。 (日刊自動車新聞)