2008/06/17
・BMW、カタチが変わるコンセプトカーを発表
独BMW社は、“GINA”と名付けられたボディや内装の形状が変形
するコンセプトカーを発表した。
GINAの車体は、ライクラと呼ばれるハイテク素材で作られており、
これは布のような伸縮素材の一種である。中には自在にカタチを
コントロールするフレームが通っており、アクチュエーターでフレームを
動かすことで、一定の範囲内でボディを自由にかえることができるよう
になっている。
GINAのデザインを統括したクリス・バングル氏は、「ユーザーの
求めるものが広まりを見せるとともに、製品をとりまく状況は次々に
変化していく。その流れにあわせて自動車を定義づけてきた従来の
価値観もまたカタチを変えていかなければならない」というようなこと
を述べている。
むろん現時点で市販化の予定はないそうだが、採用するあらゆる
デザインや技術には妥協が見あたらない。たとえば内装は、シートや
メーターなどが停止時にはアクセスしやすいポジションにあり、ドライ
バーが乗り込むとシートやメーターが移動しながらカタチを変えて
最適なポジションが得られるようになっている。
ここまで正確かつ具体的なカタチとなって登場すると、近い将来
このようなクルマが本当に登場するのではないかという気になって
くる。 (朝日新聞)