2009/02/21

フォグランプ 色別の特徴は?


Q) フォグランプ 色別の特徴は?

 フォグランプは黄色タイプと白色タイプがありますが、色によって
特徴があるのでしょうか。(ペンネーム 夕霧)

A) 自動車ジャーナリスト 御堀直嗣


イラスト 原田タカオ

 かつて、フォグランプといえば「黄色」という時代がありました。
また、フランス車は黄色のヘッドライトを採用していた時代もあり
ます。

 黄色い明かりは波長が長く、霧の中でも陰影がはっきりと判別
でき、視認性が良いと考えられてきたからです。

 一方、同じ明るさの電球を使っても、白色と比べ、黄色は人の
目にはなんとなく暗いと感じ、見えにくく思えるのも事実です。
また、黄色だと霧の中でもより物が見えやすくなるという科学的
根拠もないことから、今日では、ヘッドライトと同じ白色フォグラン
プが普及するようになりました。

 ただ、霧の中で自分のクルマの存在を後続車に知らせるため
のリアフォグランプは、テールランプと同じ赤色を採用しています。
いずれにしても、霧の中では遠くを見通すことができないので、
フォグランプの明かりは近くを広い範囲で照らすようになっていま
す。そこで、霧でもないのに、夜間ヘッドライトと一緒にフォグラン
プを点灯すると、対向車のドライバーを眩惑しかねません。フォグ
ランプは霧の時のみ点灯するのが、正しい使い方であり、マナー
でもあります。
                               (読売新聞)


この記事に関するコメントを行う

お名前  *
メールアドレス  *
ウェブサイト
コメント:  *

メカニックの部屋(修理事例) 

サイト内検索


Go Top