2009/08/24
BMW7シリーズにハイブリッド登場
独BMWは、最上級セダンの7シリーズに、ハイブリッドモデルを
設定し、本国で発表した。
BMWは、7シリーズ初の市販型ハイブリッドモデル
“ActiveHybrid 7”を発表した。
搭載するのは、マイルドハイブリッドと呼ばれるシステムで、
エンジンとオートマチック(トルクコンバーター)の間に内蔵される
モーターが補助的な力を生み出し、走行中にエンジンをアシスト
する。
また、減速時には、モーターが制動エネルギーを回生し、電気
へと変換。それをバッテリーに蓄える。
モーターの出力は、最高出力15kW(20hp)、最大トルク210
Nm(21.4kg-m)。エンジンは、4.4リッターV8ツインターボを
搭載し、システム全体では最高出力465hp、最大トルク71.4
kg-mを発生する。
トランスミッションは8速ATが組み合わされ、0-100km/hを
わずか 4.9秒で駆け抜ける。
このハイブリッドシステムは、停止時には自動でエンジンをストップ
させるアイドリングストップ機能を持つ。
エアコンは、エンジン停止中でも作動するようになっている。これに
より信号待ちの時だけでなく、ドライブ前にエンジンをかけずに室内の
温度を下げることも可能。
なお、バッテリーは、リチウムイオン電池を搭載する。
燃費は、100k走行あたり9.4L(約10.6km/L)。750iと比べる
と約15%の向上となる。なお、CO2排出量は219g/Lと公表される。
バリエーションは、標準ボディの“ActiveHybrid 7”と、ロングホイー
ルベース仕様の“ActiveHybrid 7L”の2タイプが設定される。
9月のフランクフルトショーで正式にデビューし、2010年春頃にメイン
ターゲットであるアメリカで販売が開始される模様だ。
(朝日新聞)