2010/10/30

BMW 5シリーズ 試乗レポート(3/4)

8速AT&エコカー減税対応




「523iツーリング」では、直噴やバルブトロニックを採用
した2.5リッター直6・NA、そして6速から8速へと多段化
されたトランスミッションを搭載し、燃費が先代の8.5km/
Lから10.4km/Lへ向上。エコカー減税の対象にもなり、
自動車取得税および重量税が50%減税される。
ちなみにセダンの「523i」は75%減税の対象。


ブレーキ・エネルギー回生システムを全車に採用。
タコメーター下部の「Efficient Dynamics」で、
その充電状況が確認できる。


 より少ないエネルギーでより高い性能を目指す
「エフィシエントダイナミクス」を大胆に推し進めた
5シリーズツーリングには、2.5リッター(204ps)、
3リッター(258ps)、3リッターターボ(306ps)
という3種類のストレート6エンジンが用意された。

 なかでも2.5リッターを積む「523iツーリング」は、
先代525iの8.5km/Lを大幅に上回る10・15モード
燃費10.4km/Lをマーク。

 エコカー減税(自動車取得税と重量税がそれぞれ
50%減税)が受けられる。

 エンジンのポンピングロスを減らすバルブトロニック、
吸排気可変バルブ・タイミング、ブレーキエネルギー
回生システムなど、様々な燃費低減技術が採用され
ているが、従来の6速から8速に進化したATも燃費
低減に大きく貢献している。

 なにしろ100km/h巡航時のエンジン回転数は
わずか1800rpm。

 そのときの燃費は16km/L台に乗ってくる。

 1880kgという重量級ボディをもつクルマとしては
そうとう優れた数値である。

 最新モデルらしく、複数のカメラを使ったサラウンド
ビューや歩行者検知機能付きナイトビジョン、
といったハイテクを利用したドライブアシスタント
システムも充実。安全運転を強力にサポートする。

 オプションといえば、
試乗車にはダブルサンルーフが付いていた。

 太陽の光がさんさんと降り注ぐ巨大な開口部は
セダンより大きなルーフパネルをもつステーション
ワゴンだからこそ実現できるもの。

 予算が許すならぜひとも装着をおすすめしたい
オプションだ。

                   (カービュー)


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