2011/06/19

メルセデスベンツ Mクラス 新型がデビュー…燃費は最大28%向上

































ダイムラーは9日、新型メルセデスベンツ『Mクラス』をドイツで初公開した。新型は3代目。最高レベルの快適性、高いドライビングダイナミクスや燃費性能を追求し、SUVの新基準を標榜する。

新型のデザインは、現行型のキープコンセプトといえるもの。しかし、エアロダイナミクス性能は大きく引き上げられており、空気抵抗係数Cd値は0.32と、SUVカテゴリーの最高峰を実現した。

環境性能の向上は、新型の注目できる特徴。ガソリンエンジン搭載車のトップグレード、「ML350 4MATICブルーエフィシェンシー」の3.5リットルV型6気筒エンジンは、最大出力306ps、最大トルク37.7kgmと、現行比でパワーは12%、トルクは6%向上。それでいて、欧州複合モード燃費は11.8km/リットルと、現行型に対して25%改善させた。

ディーゼルの入門グレード、「ML250ブルーテック4MATIC」は、2143ccの直列4気筒ターボを搭載。最大出力150ps、最大トルク51kgmと、現行の3.0リットルV6ターボディーゼルと同じパワー&トルクを獲得。それでいて、欧州複合モード燃費は16.7km/リットルと、28%も向上している。

「オン&オフロード」と呼ばれるシステムも新採用。センターコンソールのダイヤルスイッチで、6つのドライビングモードを切り替えるというものだ。「オートマチック」「オフロード1」「オフロード2」「ウインター」「スポーツ」「トレイラー」の各モードで、トランスミッションなどの設定が変化する。

新型Mクラスは、9月にドイツで開催されるフランクフルトモーターショーに出品。ダイムラーのトーマス・ウェバー取締役は、「新型Mクラスは我々の125年の積み重ねの成果だ」と述べている。
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