2011/06/20
独BMW、新型1シリーズを発表
独BMWは5日、2世代目となる新型BMW1シリーズを発表した。
2004年の初代誕生から7年ぶりとなるフルモデルチェンジでは、内外装が一新され、エンジンも新世代のものが用意された。今回発表されたのは、ラインアップの中心となる5ドアハッチバック。駆動方式はこれまでどおりFRである。
エクステリアは、基本プロポーションは従来モデルに似ているが、全長が85mm延長され、全幅も17mm拡大。ホイールベースは30mm広がった。また新型では、内外装や装備のことなる“スポーツライン”と“アーバンライン”の2タイプが設定され、顧客は好みにあったタイプを選択できる。
内装は、センターパネルを運転手側に傾け、ドライバーオリエンテッドなコクピットが採用された。装備は大幅に充実し、特に運転をアシストするデバイスを豊富に設定。対向車や先行車の有無に応じてヘッドライトのロー/ハイを自動で切り替える“ハイビームアシスタンス”や車線逸脱を防止する“レーンデパーチャーワーニング”、追突リスクを検知し警報を与える“コリジョンワーニング”など、上級モデル並の充実ぶりだ。
ボディのサイズアップにともない、室内空間が拡大したのも新型のポイント。後席の膝まわりの空間は21mm広くなり、トランクスペースも330リットルから360リットルに拡大しているという。また40:20:40の分割可倒式リアシートを折りたたむと、最大1200リットルに拡大できるそうだ。
エンジンは、すべてターボユニットとなった。ガソリンは、当面はバブルVANOSやバルブトロニック搭載の1.6リッター(136ps)を積む116i、同じく1.6リッターで170psの118iの2タイプが設定される。ディーゼルは116d、118d、120dの3種類。パワートレインに関しては、マニュアルトランスミッションのほか、同クラスで初めて8速ATが設定されることが注目だ。
性能は、116iが0-100km/h加速が8.5秒で最高速は210km/h、118iは7.4秒で225km/h。欧州計測方法による燃費は装着タイヤにより数値に幅があるが、116iが17.5-18.2km/L、118iは16.9-17.2km/Lとなっている。
(朝日新聞)