2012/02/15

VW・up!に、4ドア・バージョンを追加






独フォルクス・ワーゲンは、ドイツで昨年12月に販売を開始している2ドア・バージョンの「VW・up!」に、新たに4ドア・バージョンを追加。ドイツ国内のディーラーへ5月からデリバリーを開始し、初夏までには欧州全域での販売を行う予定だと発表した。

4ドア版の「up!」は、2ドア同様に2つのエンジン・ラインアップ(44kW/60PS、55kW/75PS)と5種類の仕様を用意。ボディサイズは2ドア版と同一だが、4ドア版ではサイドシルエットが2ドア版とは異なり、サイドウィンドウ下のラインが水平にCピラーまで到達しているのが特徴となる。

フロントエンドやリヤエンドは2ドア版と同じデザインで、トランクの容量も同じ251リットルを確保。さらにリヤシートを完全に折り畳めば、カーゴスペースは951リットルまで拡大することができる。

後席ドアは大きく開く事によって快適な乗降性が確保され、4座のインテリアスペースは2ドア版同等の広さとなる。この後席のヘッドルームは947mm(前席は993mm)あり、レッグルームも快適といえる789mmを確保しており、さらにヒップポイントが後席では378mmと前席(306mm)より高められたシアター形式を採用していることから、ドライバーの肩越しに良好な視界が確保されている。

安全装備は2ドア版と同一で、シティエマージェンシー・ブレーキ機能をオプションで用意。これは時速5km/hから30km/hで走行中に前走車や障害物に対して衝突の可能性を検知し、自動でブレーキが作動する仕組み。このシステムはクラス初の装備となる。

なお、フォルクスワーゲンは、この4ドア版の追加により、「up!」の顧客の半数以上が4ドアを選択すると予想している。

(ホビダスオート)


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