2012/07/02
エリック・クラプトンのワンオフ・フェラーリ
フェラーリは、世界的に有名なミュージシャンであるエリック・クラプトンにワンオフモデル「フェラーリ・SP12EC」を納車したと発表した。
こちらはフェラーリ自身が発行する「フェラーリ・マガジン」の中で公開されているもので、フェラーリ・エンスージアストであるクラプトンのために、たった1台だけ製作されたという。デザインはフェラーリ・チェントロスティーレとピニンファリーナがコラボレーション。クラプトンが3年所有しているというフェラーリ・512BBをモチーフとした。
ベースとなったのは8気筒モデルのフェラーリ・458イタリア。プレスリリースでは明言されていないが、12気筒を搭載しているという噂もある。付けられた車名にある「12」は512BBと、12気筒を意味しているのかもしれない。ECはもちろん、エリック・クラプトンの略だ。ちなみにSP1は、日本のエンスージアストである平松潤一郎氏のオーダーにより、F430をベースにフィオラバンティ・デザインで製作されている。
エリック・クラプトンのフェラーリ、そして512BBへの想いが究極的に昇華した「SP12EC」。リリース内では「irreproducible=再生不可能」と表現されており、他には作らないという契約条項が存在するだろう。つまりは世界に1台だけの「現代版512BB」というわけで、それを実現してしまうフェラーリの商売は相変わらず大胆だ。
(ホビダスオート)