2010/09/22

ベントレー 新型 コンチネンタルGT 試乗レポート(2/4)


ダイナミックにかつアグレッシブに!




ハンドクラフトを多用したインテリアは相変わらず。
基本的なデザイン構成やステアリングは先代を引き継ぐものの、
ここでもトリムや曲線のエッジが強調されている。


「コブラ」デザインのシートはサポートの向上とともに
後席レッグルームの拡大にも貢献している。
レザーはソフトタッチレザーハイド。


 一見、何が違うのかと思わせる外観である。
しかし、よくよく見ていくと違いは一目瞭然。
全体にダイナミズム、アグレッシヴさは格段に
増している。

 大きなグリルを戴くノーズは前端が40mm
下げられた。
ミュルザンヌと同じくLEDを用いた4灯式の
ヘッドランプも中心に向かって角度をつけて配置。

もはやバンパーは無く、
フロントまで一体で覆うアルミ製フェンダーの峰が
つままれてフードをより低く見せるなど面の構成も
実は大きく変わっていて、
厭味にならない程度に抑揚が増した印象だ。

 プロポーション自体も変化した。

全長4806mm、全幅1944mmは現行型と
ほぼ同等。
寸法的には前41mm、後44mmのトレッド拡大が
為された程度だが、
先代に続いてチーフデザイナーを務める
Dirk van Braeckel氏によれば、
1952年のRタイプ・コンチネンタルをモチーフにした
前後のフェンダーラインなどキーとなる部分は
そのままに、ボディ下半身の厚みを増し、
一方でグリーンハウスを天地に狭めることで
キャビンを小さく見せ、全体にワイド&ローな
スタンスを強調したという。

しかも足元には21インチホイールだ。

このカタマリ感は現行型の比ではない。

 リアビューはひと目で違いを感じさせる部分だ。

横長になったテールランプやディフューザー形状の
バンパーが強調しているのは、
やはりワイド&ローなスタンス。

トランクリッドの存在感が増しているのは、
ミュルザンヌとの共通性の演出でもある。

 室内レイアウトも基本的には変わっていないが、
造形はよりシャープに。

タッチスクリーン式のナビシステムは世界共通仕様で、
日本にもこのまま上陸する。

現行型への大きな不満がひとつ解消されるわけだ。

 フロントシートは、骨格の形状から「コブラ」と
呼ばれる新型。

シートベルトが従来のシート内蔵から一般的な
ボディ側への取り付けとなったのは、
シートバックの薄型化のためで、
おかげで後席足元の前後長は40mm拡大している。

 誰が見てもコンチネンタルGT。

しかし初見では物足りなくても、
見るほどに納得という気分になってきる。
これはベントレー。

急進的な変化は望まれていないし、
するべきでもないのだろう。

新型コンチネンタルGTは、
そんないかにもベントレーらしい進化を遂げたと
言って良さそうだ。

               (カービュー)

関連URL : http://www.bentleymotors.jp/Corporate/default.aspx


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