2010/11/12

メルセデス日本、Sクラスハイブリッドを発売

















 メルセデス・ベンツ日本は10日、Sクラスのラインアップに、
標準ボディ仕様のハイブリッドモデル“Sクラスハイブリッド”を
追加し、発売した。

 これまでSクラスには、全長5230mmのロングボディ仕様
Sクラスハイブリッド ロング”が設定されていたが、
今回登場したのは、ボディが標準タイプとなるモデル。

 標準タイプはロングボディ仕様と比べて全長が130mm短く、
5100mmとなる。

 また最小回転半径は、ロングボディが6.0mであるのに対し、
標準タイプは5.8mと小回りがきくのが特徴となる。だが、
もちろん後席の居住空間はロングのほうが広く快適だ。

 標準タイプのSクラスハイブリッドは、
自らからステアリングを握り運転を楽しむドライバースカー
という位置づけとなる。

 搭載するハイブリッドシステムは従来モデルと同様。

 ハイブリッド専用にチューンされた3.5リッターV6に、
20psを発生する小型モーターが組み合わされ、
システム全体で最高出力299ps、最大トルク52kg-mを
発生する。

 モーターは、高トルク特性を活かして加速時にエンジンを
サポートするほか、減速時には回生ブレーキとして働き、
バッテリーの充電を行う。

 また時速15km/h以下でエンジンを停止する
エコスタートストップ機構も備わる。

 バッテリーは、リチウムイオン電池を採用。

 この電池は重量が75kgと小型・軽量に
仕上がっており、ボンネットの中に搭載される。

 そのため、トランクルームには標準のガソリン
モデルと同等の広さが確保されることが特徴で、
ライバル車(BMWアクティブハイブリッド7、
レクサスLS600h)に対するアドバンテージともなる。

 燃費は、ガソリンエンジン仕様のS350と比べ、
約30%向上し、10.15モード燃費は11.2km/Lとなる。

 Sクラスハイブリッドの価格は、1270万円。

 Sクラスハイブリッド ロングと比べると、
135万円低い設定となる。

                  (カービュー)


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