MINIクロスオーバーが発売開始

2011/01/16

　ビーエムダブリューは13日、
MINIファミリーに加わる4番目のモデル”MINIクロスオーバー”
を発表、同日販売を開始した。

　MINIクロスオーバーは、MINIシリーズのなかで始めて
4ドアを採用したモデルであり、もっとも大きなボディサイズと、
広い室内空間を特徴とする。

　ボディサイズは、
全長4105mm×全幅1790mm×全高1550mm。

　ホイールべースは2595mm。

　全長は3ドアハッチバックと比べ365mm長く、
クラブマンと比べても125mm長い。

　また全幅も他のMINIシリーズより約100mmワイドだ。

　全高については、
ハッチバックモデルよりもおよそ120mm高いが、
欧州仕様では1561mmに設定されるところを日本仕様は、
一般的な機械式駐車場に駐車できるように11mmほど下げられ、
1550mmに設定された。

　これはルーフに設置されるアンテナのマウントの形状を
日本専用に開発したことで実現したものという。

　インテリアは、後席も独立タイプとなる仕様が標準だが、
オプションで後席3人掛けのベンチシートを設定される
（写真参照）。

　スペースについては、足元、頭上、
ショルダーまわりが広く設計されているほか、
後席をスライド＆リクライニングが可能。

　荷室スペースは通常は350リッター、
後席を格納すると1170リッターに拡大できる。

　また前席も含めシートポジションが従来モデルより
高めに設定されているため、見晴らしが向上している
のも特徴だ。

　モデルラインアップは「ONE」「クーパー」「クーパーS」
「クーパーS ALL4」の４タイプ。

　エンジンはONEとクーパーには、
それぞれ最高出力98psと122ps、
最大トルク15.6kg-mと16.3kg-mを発生する
1.6リッターNA、
クーパーSとクーパーS ALL4には
最高出力184ps、最大トルク24.5kg-mを発生する
1.6リッターツインスクロールターボが搭載される。

　トランスミッションはそれぞれのモデルに
6速MTと6速ATが設定され、
計8モデルの豊富な選択肢の中から選ぶことができる。

　クーパーS ALL4に搭載される、
MINIシリーズ初のフルタイム四輪駆動システム
“MINI ALL4″は、ファイナルドライブに直接取り付けられた
電子制御油圧式ディファレンシャルによって、
前後アクスルの駆動力配分を無段階に制御するもの。

　走行状況に応じて前後0:100から100:0まで
配分量が変化し、様々な状況でMINIらしい機敏な
ハンドリングと、安定した走行性能の両立が追求されている。

　価格は、以下のとおり。設定される8モデルのうち、
MT車を中心に5モデルがエコカー減税対象モデルとなる。

・MINI クロスオーバー ONE（6MT）：265万円（エコ減75％）
・MINI クロスオーバー ONE（6AT）：278万円
・MINI クロスオーバークーパー（6MT）：299万円（エコ減75％）
・MINI クロスオーバークーパー（6AT）：312万円
・MINI クロスオーバークーパーS（6MT）：345万円（エコ減75％）
・MINI クロスオーバークーパーS（6AT）：358万円（エコ減50％）
・MINI クロスオーバークーパーS ALL4（6MT）：366万円（エコ減75％）
・MINI クロスオーバークーパーS ALL4（6AT）：379万円

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カービュー）

関連URL ： http://www.mini.jp/mini_crossover/