2012/03/26
何とベントレーがSUV
3月6日にプレスデイが開幕するジュネーブ国際モーターショー(通称ジュネーブ・ショー)でベントレーは、自身初となるSUVモデルコンセプトの「ベントレー・EXP 9F」を公開する。それに先駆け、前夜祭である「フォルクスワーゲン・グループナイト」で公開した。
クーペ、オープン、サルーンという幅広いバリエーションを持つコンチネンタル・シリーズに、フラッグシップサルーンであるミュルザンヌという2種類のシリーズを持つベントレーに、新たなモデルが加わろうとしている。それがこのEXP 9Fだ。スタイリングのディテールが物語るようにこれはまだコンセプトとなる。
ヘッドライトはミュルザンヌに通じるが、フォグランプやテールライトは、まるでジェットエンジンを思わせる独特なデザイン。タイヤホイールは実に23インチと巨大だ。エンジンは6リッターのW12気筒にツインターボの組み合わせで、ミッションは8速AT。もちろん4WDとなる。
プラットホームは特に触れてないが、同じグループのポルシェ・カイエン、アウディQ7、VWトゥアレグとの共用は十分にあり得るだろう。その差別化はベントレーのブランド力と豪奢な内装によって行なわれる。まずはこのモーターショー出展によって市場の反応を見たいようだが、一部のディテールを除いて完成度の高いスタイリングを見る限り、その実現性はかなり高そうだ。
(ホビダスオート)