2012/04/14

V12ツインターボは健在、SL65AMG







メルセデス・ベンツは4日に開幕した「ニューヨーク国際オートショー」において、デトロイト・ショーで発表したSLクラスの最強モデル「メルセデス・ベンツ・SL65AMG」を発表した。

11年ぶりのフルモデルチェンジとなったSLクラスは、60年の歴史を誇るメルセデスのスポーティモデル。その名の由来である「Super Lightweight」に相応しく、その最新バージョンは、オールアルミニウムのボディシェルを有し大幅な軽量化に成功しており、このSL65AMGもその例外にない。先代よりマイナス170kgとなっているという。

ジュネーブ・ショーで発表されたSL63AMGは5.5LのV8ツインターボで、スペックは537ps/800Nm(81.6kgm)。AMGパフォーマンスパッケージ装着の場合は564ps/900Nm(91.83kgm)となっている。一方のSL65AMGは6LのV12ツインターボで、スペックは何と630ps/1000Nm(102kgm)。先代が612ps/1000Nmだったから、軽量化と合わせると途方もないパフォーマンスアップを果たしたことになる。

組み合わされるミッションは「AMGスピードシフト・プラス・7Gトロニック」と呼ばれる、7速AT。Controlled Efficiency(C)、Sport(S)、Sport plus(S+)、Manual(M)の各モードが用意される。また、アクティブボディコントロールとAMGスポーツサスペンションを組み合わせ、このSL65AMG用に最適化。新たに機械電子制御式のAMGスピードセンシティブスポーツステアリングを装備し、ステアリング、サスペンションの各モードによってパワーアシスト特性が可変する。他にも3モードのESP、AMGリヤアクスルディファレンシャルなども用意される。

プレスリリースでSL65AMGに付けられた見出しは「refined, exclusive and stylish」、すなわち「洗練され、排他的で、スタイリッシュ」。まさに先代SL65AMGやベースとなる新型SLを洗練させ、ライバルを圧倒するスタイリッシュなモデルということだ。少なくともそのスペックを見るだけでも、ライバルは戦々恐々だろう。

(ホビダスオート)


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