2010/03/18
ポルシェ、新型カイエンをワールドプレミア
ポルシェ・ジャパンは、3月2日にジュネーブモーターショーの
プレスデイでワールドプレミアを予定している新型『カイエン』について、
3月5日(金)より予約受付を開始すると発表した。
『カイエン』とは、ポルシェがラインナップする高級・高性能SUV。
今回発表される新型では、従来からの特徴である動力性能はそのままに、
環境性能を大幅に改善。
ワイドレシオ化された新しい8速ティプトロニックS、
オートスタート/ストップ機能、エンジンおよびトランスミッション
冷却系の熱管理、エネルギー回生システム、
可変エンジンカットオフなどの技術により、
先代モデルから燃費を最大23%向上も向上している。
また、厳選された素材や、アクティブ4WDシステムなどの
全体的な見直しにより、『カイエンS』では180kgの軽量化を達成。
これにより燃費やCO2排出量が低減されたほか、
俊敏性やハンドリング性能もさらに向上している。
ユーティリティ性能も進化しており、ホイールベースを40mm
延長することで室内空間を拡大。
リアシートは160mmのスライド調整が可能で、
バックレストの角度も3段階に調節できる。
日本でのラインナップは、500ps(368kW)を発生する
4.8リッターV8ツインターボを搭載した『カイエンターボ』、
最高出力を15ps増しの400psとした『カイエンS』、
300psの最高出力と、最大で9.9リッター/100km
(NEDCによる燃費測定)の高燃費を両立する『カイエン』の
3グレードとなっている。
このほかにも、今回のジュネーブモーターではポルシェ初の
ハイブリッドとなる『カイエンS ハイブリッド』の発表も予定している。
このモデルは、パワートレインに3リッターV6スーパーチャージャー
と34kW(47PS)の電動モーターを組み合わせたもので、380psの
ハイパワーと580Nmの最大トルクを発揮。
同時に、NEDCでは8.2リッター/100kmという低燃費と、
わずか193g/kmというCO2排出量を実現している。
なお、『カイエンS ハイブリッド』の日本での価格および
導入時期については、未定となっている。
■価格
カイエン(6MT):748万円
カイエン(8速ティプトロニックS):795万円
カイエンS:1030万円
カイエン ターボ:1538万円
(朝日新聞)